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アダルトチルドレンを克服して2児のママになるまで(中編)

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さて、前回の記事では、30歳を目前にして大失恋したところまでお話しました。

どうしたら恋愛がうまくいくのか?

ネットをひたすら検索していると、「共依存」というワードにたどり着きました。

そこに私の恋愛がうまくいかない理由が書いてあったのです。

目次

恋愛に依存していたことに気づく

「共依存」とは、わかりやすく言うと、

【ある2人がお互いにその関係に依存していること】。

そして最大の特徴が、お互いに苦しいのになぜか離れられない、ということ。

その理由は、お互いに【自己肯定感が低いから】なんですね・・・

よくある例が、アルコール依存症の夫と、その夫の面倒を見る妻です。

悪いのは夫じゃないの?と思いますけど、妻があれこれと手助けしてしまうので

結果的に夫が自立できなくて、アルコールをやめられない悪循環にハマっている。

妻の方も、夫の役に立つことで、自分の価値を感じているんです。無意識に。だから離れられない。

もちろん本人たちは、お互いに依存しているなんて気づきません。

私の場合は、“俺様彼氏と、その彼に尽くす彼女”でした。

今思うと、上から目線でいろいろ失礼なこと言われてたな~(笑)

でも自分に自信がないから、尽くして尽くして尽くさないと、愛してもらえないって思い込んでた。

彼の部屋お掃除してあげたり、苦手な料理を頑張ったり・・・いろいろやったなあ(笑)

俺様彼氏の方も、実は自分に自信がないのは言うまでもありません。

そう、この時やっと私は、自分が恋愛に依存していたことに気づいたのです。

ここで大事なのは、「じゃあ共依存になっちゃうのはなんでなの?」ってこと。

これには大きな原因があります。

生きづらさの原因は

アダルトチルドレン

私が共依存になった原因は、【アダルトチルドレンだったから】です。

アダルトチルドレンとは、ざっくり言うと“問題のある親や家庭環境の中で育ったことが原因で、大人になってからも生きづらさを抱えている人”のこと。

たとえば両親の不仲、厳しすぎる親、反対に子どもに無関心すぎる親、虐待など。

このような環境だと、子どもの心は健康にのびのびと育てないんですね。

その結果、アダルトチルドレンには大きな特徴が生じます。

それは【自己肯定感が異常に低い】こと。

自己肯定感が低いと、心の底で“自分はダメだ”“自分は愛されない”って思います。

そうなると自分という存在を大切にできません。

だから無意識に、自分を傷つける選択や行動をしてしまいます。

いくら傷つけられても、ダメンズ(古い?)から離れられないのもそう。

そして自分は愛されないと思い込んでいるからこそ、「愛されたい」という思いを強く抱えています。

HSP

そして私にはもうひとつ、生きづらさを感じる理由がありました。

それは私が【HSPという気質だったから】です。

今では結構有名になった言葉かなあと思いますが、HSPとは、Highly Sensitive Person の略で、

ざっくり言うと、“とても繊細な人”。

病気ではなく気質の問題で、日本人には5人に1人くらいの割合でいるそうです。

感受性が豊かな分、神経が繊細で、人間関係のストレスを抱えたり、外からの刺激を受けやすかったり疲れやすかったりします。

HSPの人はよく眠るそうですが、私は10代の頃は12~13時間は平気で寝てました。

今思うと、疲れてたんだなあって思います(今は30代も過ぎてそんなに眠れなくなりました。笑)

私は昔から落ち込みやすかったり、人前に出るのに過剰に緊張したり、

過ぎたことでいつまでもクヨクヨ悩んだり・・・

なんで私はこうなんだろうって自分を責めることが多かったのです。

いやその分、いいところもたくさんあるんですよ、HSPって。

人に対して優しかったり、安心感を与えたり、場の空気を読んだり気配りができたり。

でも自分がHSPだと気づくまでは、自分の長所に気づくこともできず、本当につらい日々でした。

そんなアダルトチルドレンとHSPのダブルパンチで

私が共依存恋愛の沼に落ちるのも納得だったのです。

心理学について学び始めた私

思い出しても自分の中では間違いなく人生どん底でしたが、ここが人生の転機になりました。

どうして自分の人生がこうなったのか、人の心について、心理学について、もっと深く学びたいと思うようになりました。

本を読んだり、ネット検索したり、カウンセラー養成スクールに通ったり・・・

自分の過去と、封じ込めてきた感情と、徹底的に向き合っていきました。

うまくいかない人生の原因は、感情的な父親のもとで恐怖と闘いながら生きてきた自分が身につけてしまった、ネガティブな考え方や行動にあったんだ。

だとしたら、新しいパターンをインプットして、変えていけばいい。

それは私にとって大きな大きな気づきでした。

心理学を学ぶ途中で、「インナーチャイルド」という言葉にも出会いました。

インナーチャイルドとは、【心の中にいる傷ついた子どもの頃の自分】というと分かりやすいでしょうか?

3人きょうだいの長女で、真面目で、家族を守るためいい子にしていた子どもの頃の私。

本当は怖かったし、守られたかったし、愛されたかった。

そうか、大人になっても、あの頃の満たされなかった私がずっと心の中にいたんだなあ。

私は子どもの頃の自分がいかに頑張ってきたかを、思い出しました。

インナーチャイルドを癒す

傷ついたインナーチャイルドを癒す方法のひとつは、

子どもの頃の自分に、大人になった私が寄り添ってあげること。

子どもの頃に感じた気持ちを、否定しないで「うん、うん」と聞いてあげること。

「怖かったよね、悲しかったよね、本当に頑張ってきたよね」

自分が、自分に、そんな言葉をかけてあげている場面をイメージしてください。

そしてもうひとつ。

インナーチャイルドの願いを、大人になった自分が叶えてあげるのです。

「〇〇がしたい、〇〇が食べたい、〇〇へ行きたい」などなど。

たとえば私だったら、

心理学を学びたい、お菓子教室に通ってみたい、あの本を読んでみたい・・・

想像してみてワクワクするなと思ったらまず行動、ひとつずつチャレンジしてみました。

自分の好きなことをしていると、人はネガティブな気分にはなれないのです。

それを繰り返していると、「人生って自分次第でいくらでも楽しめるんだ!」と気づきます。

そうすると自分に対するセルフイメージも上がります。

そうやって私の人生は少しずつ、うまく回り始めるようになったのです。

さて、この続きは後編で。ここまで読んでいただきありがとうございます!

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